実際に台湾に住んでいると、この部分は日本に取り入れたほうがいいなと思う所や、台湾の方が優れているのでは?と感じることが多々あります。
台湾に住んでいる日本人のおじさんが投稿したFacebookの投稿が台湾で話題になりました。
訳すると
ということでこれに対しての意見を書いていこうと思います
赤の他人に対しても思いやり
これについてはその通りだと思います。日本にも全く無いとはいいませんが、台湾の人の友達とかではない第3者への思いやりは本当にいつもびっくりします。
初めて台湾に行った時に、地下鉄でどっちいけばいいか迷っていたところ、一人のおじさんが困っている様子に気づき声をかけてくれてました。
しかもそのおじさん道教えるために自分の乗るやつ1本遅らせてくれました。初めての台湾で台湾人の優しさを知ることができました。
道聞いた人にバイクで目的地で送ってもらったこともありますし、バスで小銭なくて降りようとしたときに小銭もらったこともあったり、本当にこういう思いやりは見習わなくてはいけないと思いました。
公共施設の現代的な発展
台湾では日本よりインターネットを使用した公共サービスが発展していると僕も感じます。
例えば総合病院ではサイトからかアプリを利用して予約が可能です。
そして受診する科や医師、時間帯を入力すると番号が発行されます。そして当日カウンターで受付をすませます。
その後健康保険証リーダーに保険証を読み込ませ並んだことを知らせると、病院に設置あるモニターかインターネット上もしくはアプリ上で診察の進み具合がわかります。
ずっと病院にいなくてもいいので便利です。
一昔前に比べてだいぶ日本でもITによるスマート化が進んで来たように感じますが、他にもレンタルサイクルの設置箇所や、wifiの利用できる場所の多さ等台湾の方が進んでいる印象があります。
マイナンバーカードの普及率の高さ
台湾では中華民國統一證號と呼ばれる10桁の番号があります。日本でいうマイナンバーです。戸籍のある 14 歳以上の国民に発行され、国民の99%が所有していているようです。
国民健康保険、銀行口座とすべて紐づけされていて、病歴なども番号で照会可能なため、違う病院に行っても過去にどのような治療したか一目瞭然ですし、確定申告もオンラインで可能です。
日本でもマイナンバーカード補助金等の政策により2023年4月時点で約67%と以前よりは普及してきていますが、台湾の方がはるかに普及しています。
日本でももっと普及して上手に活用してほしいですね。
医療にかかるお金が安い
台湾の健康保険である全民健康保険に加入すれば65%カバーされ35%自己負担となります。6ヶ月以上滞在する場合は加入必須です。
虫歯かな?と思ったことがあり無保険で台湾の歯医者に行ったことがありますが、特に虫歯ではなく見てもらっただけなので300元(1200円)ほどで治療を受けることができました。
健康保険を持っている友達に聞くと歯の定期検診で150元ほどだったと聞きます。
また、虫歯の治療など1回で終わることがほとんどのようで日本のように何度も行ったりすることが少ないようです。
歯医者以外も費用的に安く、更に台湾は世界で医療技術が3位ということもあり、技術も申し分ありません。
健康保険を持っていない日本人も病院にかかる話はよく聞きます。僕自身は歯医者以外は言ったことありませんがやはり、みんな台湾の医療は安いと感じているようです。
選挙に対する積極性の高さ
これも本当にその通りで、アルバイトの子とか選挙の時に休んで地元に戻るということもよくありました。海外に住んでいた人も選挙のために戻ってきたという話も聞いたことがあります。
日本では令和3年に行われた衆議院議員総選挙の投票率が55.93%に対して、台湾では令和2年に行われた総統選では74.9%と大きく差があります。
台湾では選挙が社会を変える大切なものだという考えを信じている人が多く、日本では投票に行ってもなにも変わらないと思っている人が多いのは事実だと思います。
語学力の高さ
台湾の人は本当に語学力高い人が多いです。しかも海外に一度も行ったことがないという人でもそれなりにしゃべれたりします。
一緒に働いていた台湾人も日本に一度も行ったことないのに日本語ペラペラで、日本語検定N2合格したっていう人もいてどうやって勉強したのかって聞くとアニメで覚えた、とか。
英語もネットフリックスで覚えた人も聞いたことあり、日本ではその国に住んでたから喋れるようになったっていう人は聞きますが、独学、自国で勉強してペラペラになった人あまり見かけたことがなかったのでとてもびっくりしました。
台湾ではカフェとか行くと語学の勉強している人とか見かけたりして勉強に対する意欲高い人が多いなと感じます。
たしかなデータがあるわけではないですが、違う言語をしゃべれる人と出会う割合がやはり台湾の方がかなり高いように感じます。
伝統文化を重んじる
これに関しては個人的にそこまで顕著に差があるとは感じませんでした。
イベントとかでお面の表情が変わる変面とか、コマを回したりと見たことありますが、どこでもいつでもやっているわけではないですし、日本でも餅つきとかやっているところではやってますし、やってないところではやってません。
たしかに日本でそういう伝統的な文化がなくなってきているとは聞きますが、軽んじているわけではなく、色々な新しい文化を取り入れた結果見かける機会が少なくなっているだけのように感じます。
台湾でもそのような印象を感じられます。
政府の行動が早い
これはコロナ禍のときにはっきりと差を感じました。
日本でマスク買えないとなっている時に、台湾でも似たようなことが起こりましたがすぐにITの力を駆使し、どこの店でマスクが買えるか在庫マップを準備しネットで見れるようにしたりと、とにかく対応が早いです。
また新規入国者の入国検疫システムやスマートフォンにより隔離がちゃんと守られているかなど確認できるシステムがすぐに導入されました。
実際台湾の新規感染者はしばらくの間0が続いていました。この台湾政府の対応の速さは日本政府も見習ってほしいです。
排他的ではなく多くの人を受け入れる
これに関して特に思ったのはLGBTについてです。
台湾では2019年から同性婚が可能となりました。また、台湾には多くの同性のカップルを見かけることがあります。
日本でも徐々に同姓パートナーを認める動きも出てきていますが、台湾の方がだいぶ進んでいるように思います。
またそういう人達が隠すことなく当たり前のように周りにいるというのは素晴らしいことに思いました。
もちろん台湾にも排他的な人はいますし、日本にもみんなを受け入れようとする人もいっぱいいます。がたしかに台湾の方がみんな違ってみんないい、と思っている人が多いなと感じるのも事実です。
なんでかって言われるとよくわからないですが、いわゆる国民性というものなんですかね。
失敗は1度は許される
台湾の企業で働いたことがないので正直あまり感じたことはないです。
しかし失敗を恐れない態度は日本より感じられます。
なにか初めての作業だったり、例えば起業にしても日本人だったら失敗したらどうしようと思う人が多いと思うのですが、台湾の人はとりあえず失敗してもいいからやってみようという人が多いように感じました。
これは良し悪しで、日本人は慎重で計算深いと感じるところでもあります。しかし失敗してもいいからやってみようという気持ちは見習わなければいけないと思うことも多いです。
コンビニ店員が優秀
これに関しては優秀というよりフレンドリーで仕事が楽しそうだとは思いました。
日本の方がスピーディで効率良いと感じる場面は多かったです。
台湾ではレジで待ってても人来ないなと思ったら外でたばこ吸ってたり、温かいお弁当の上にアイス乗っけたり、スマホいじってたりしてたこと等ありました。
しかしフレンドリーに話しかけてくれたり仕事中笑顔が多く、その点で台湾は素敵だなとよく感じます。
まとめ
台湾のすごいところたくさんあるので日本人も見習わなくてはと思うところたくさんあります。
一方で日本いいなと思うこともいっぱいあるので、お互いの良いところ取り入れていければなと思います。