台湾強制帰国から3年その3

前回までのあらすじ〜なんとか様々な苦労を乗り越えオムライスやオープンまでこぎつける

ついにオープン

涙を流してガッツポーズして喜んでいる男性のイラスト

焼き鳥屋カレー屋とボスたちがやっていたのでその時のお客さんとかも来てくれてぼちぼちとスタート。バタバタしていたがまあそれなりに順調にスタートしました。

動線であったり効率的に提供するにはどうすればいいとか普通にお店やる人がやるようなことを色々試している段階であって、ボスがオムライス屋に来てすることがあったのでたまに焼き鳥屋やカレーのヘルプで行っていました。

ヘルプで焼き鳥屋に。そこにやってきたのは・・

黒いフードを被ってポケットに手を突っ込んでいる怪しい男性のイラスト

 焼き鳥屋で働いている時に副ボスや台湾人スタッフといて、割と暇な時間帯でみんなでキッチンでのんびりしている時でした。カウンターからキッチンの様子はガラス越しで見えるようになっていて、外にカメラを持った男性が立っていて写真を撮られました。

店の雰囲気の写真を撮ってるのかと思いおどけてピースとかしてたのですが、その後でした。急に大量の人が入ってきて、僕らに向かっていいました。

運命の分かれ道

「注意」と赤字背景黄色で描かれた注意奮起を促したイラスト

「移民局です。VISA見せてください」

僕は手元に発行されたカード持っていたので見せて、他の人は台湾人であったので証明できるものを見せました。

しばらくしてからなにやら移民局の人がゴニョゴニョ話して、僕と副ボスに対し車の乗るように言われ移民局に連れていかれました。

結構いい車で

移民局にて

青色のボーダー模様の建物のイラスト

時間的には22時ころだったはず。20分くらいかけて移民局に連れて行かれ、応接間のようなところで2人待つことに。

テレビがあったのでぼーっと2人でみたりどうなることや、と話していたところ副ボスが先に呼ばれて、戻ってきた後に僕も呼ばれ、その頃にはボスも呼ばれていたのでボスも移民局到着。

移民局にいるカタコト通訳ともう一人、僕との面談のようなものがはじまった。

面談

移「VISA確認したのですが、あなたの持っているVISAは働いてはいけません」

俺「は?なんで」

移「あなたの持っているVISAはオムライス屋だけで働いていいものです。」

俺「(なに?!)知ってるよ。あの日お店でお食事してただけ(嘘)」

移「証拠写真あるので」

そうすると移民局の人が厨房にいる馬鹿みたいにおどけているピース写真の僕の姿の写真を見せてきた。

本当に馬鹿みたいに写っていた

笑顔で両手ピースをしている男性のイラスト

俺「ちょっと厨房に入っていたけど働いてたわけじゃなくてしゃべってた」

移「とりあえず事情は他の人にも聞くので指紋を採らせてください。」

面談を終えて

指紋取る機械で指紋を全部取られると、パソコン画面上に空港での入国する際の写真がでてきました。

ボスもその後呼ばれ、再度連絡する旨を言われ、車で元いた場所に送ってもらうことに。何時間くらいいたのかわからないが、戻ってきたころにはヘトヘトでした。続く

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