台湾生活2日目 役所関係、プレオープン 

居酒屋の暖簾

前回までのあらすじ。台湾にきて2日目。いきなりお店プレオープン。どうなるのか?!

焼き鳥のイラスト

仕事前

僕が台湾に着いた次の日、お店のプレオープンということで昼すぎから仕事ということだったので、午前は手続き的なことをボスに手伝ってもらっていくことに。ボスと副ボスは中国語ペラペラ。

移民局というところにいって在留届というものを出しにいくことに。これをすることによって、個人の番号みたいなのをもらえるので外人の僕が携帯の番号が持てたり、家を借りたりすることができるのです。

結構ぼろぼろで慌ただしいアジアの役所のイメージ通りでした。

確かその日のうちに紙をもらえて、携帯の契約もしに行ったと思います。3つくらい大きい通信の会社があって、僕はその中で中華電信という会社のを契約しました。

台湾は色んなお店でwifi使える店が多いのですが、シムフリーの携帯を事前に買っておいたので携帯も契約しました。その方が便利ですもんね。

使い放題のじゃなくって使い切ったらコンビニでチャージするというのをやってたので、月180元くらいしかかかりませんでした。ほとんどwifiあるところで生活していたので。

お店の近くにローカルの結構流行ってる店があって、小籠包と福洲乾麺というのを食べる。こっちの店はメニュー表にチェックして注文する場合が多いんだったなと前に台湾旅行できたときのことを思い出す。

普通にうまい!お腹いっぱいで135元。ちなみにこの店は僕の台湾昼飯のレギュラーになります。

このときは奢ってもらったんでしばらく間違えてたんですけど後払いなのに注文票渡すタイミングでしばらくお金払っててなんか言われてたんだけど、言葉わかるようになってから後払いでいいよと言ってました。

いざプレオープン

お店に戻って当日の仕込み開始。3人で流れを確認。僕も揚げ物等一応覚えたことの確認。そしていよいよプレオープン!

5時に開店。お客さんを待つ準備は完全に整っている!僕は2日目でそわそわ急な展開に恐怖を感じながらも一応準備は整っている。

いつでもこい!とりあえずボスが焼き鳥を焼いて、炒め物をする。副ボスがホール全般をやる。僕は揚げ物、調理のサポート、皿洗いをするという分担。

しかし…

全くお客さんがこない

2人は「まあプレオープンだし」「広告もしてないし誰も知らないんじゃない?」とか言っている。そういうものなのかと思いながらも少し雑談タイムに入る。

2人がどうやって知り合ったのかという話になって、二人は台湾に留学した初日にゲストハウスで知り合ったらしい。

もともと副ボスが泊まろうとしていたゲストハウスがダブルブッキングで部屋がなく、ゲストハウスの人ともめているところにボスが譲ってくれたらしい。

その後結局部屋が空いて無事泊まれたらしく、毎日飲み歩く仲になったとか。

ついに・・

お祝いされて喜んでいる人のイラスト

そうこう話をしているうちに、ついに一組のお客さん来店!!80歳くらいのおじいさんとおばあさん。

どうやってたどり着いたんだろうと思っていると、副ボスが「この人はここの大家さん」と教えてくれました。向かいに住んでいるらしい。

台湾では北京語と台湾語を喋る人の2種類がいて、大家さんは台湾語しか喋れない人たち。大家さん夫妻は80歳くらい。それくらいの年齢の人は台湾語しかしゃべれない人が多いのだとか。

逆に今の若い人は中国語しか喋れない人も結構多いのだとか。でうちのメンバーには台湾語を喋れる人がいないので、指差ししてもらってオーダーをとることに。揚げ物も入ったので、なんとか作る。

たぶん美味しい的なことを言ってお金を払って去って行った。とりあえずお客さんがきたことでほっとする一同。次のお客さんを待つ。

ボスは飲食で働いたことがあるらしいので料理の知識が豊富でした。でも店を開くのは初めてというのもあるし、台湾という今までとは違う環境での開店というのもあってきっと不安もあったと思う。

大家さんでたった一組といえどお客さんはお客さん。少しの緊張は解けたとは思う。

僕らの店のある道には個人の飲食店が固まっているところの外れにあって、人通りが多いかというとそうでもない。

全くないわけではないのだが、近くに夜まで空いているお店がないので、通りがかりに知られるということもそんなに多くなさそうだ。

どんな人が入ってくるのかという期待よりは僕は不安がいっぱいでした。

11時くらいまで粘ってボスが「初めだしこんなもんか、今日は帰ろうか。」

結果

その日はお客さんは1組しかこなかったです。明日はオープン日。つづく